2022年 12月 15日、Kindle限定で『アニメーターの老後』をリリースしました。いままでファンタジー~マジックリアリズム系が多く、人類滅亡しがちでしたが、今回は地味でファンタジーもマジックも抜きで仕上げました。価格は、100円です。

あらすじ
かつて作監、絵コンテなどまでこなしたアニメーターの名村英敏は五十路に入り、仕事も途切れがちになってきた。そんな折に故郷の父が逝去。弟は残された母の面倒を見ることになるが、東京にいる名村英敏自身は何も出来ず、警備員の仕事で日銭を稼ぎながらアニメーターを続けます。
特徴
小説ですが、エッセイにも近く、基本的にはエピソードの羅列、名村英敏がいままで見てきたアニメーションに対する語りが多く、明確な起承転結はありません。内容は主人公の境遇を反映して、地味で起伏がありませんが、カタルシスはそれなりに発生します。
どんなひとにオススメ?
昭和四十年代からのアニメーションの歴史を振り返りつつ、いくつかのアニメへの評論、ゲームとアニメーションの絵コンテワークの違いなどに振れた部分もありますので、ゲーム・アニメ・漫画好きなひとにおすすめします。作品への言及は、過度に批判的なものはありませんので、ファンであっても警戒せずに読めると思います。
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- 文字数
- 5
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- ポップ
- 1
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- ポエム
- 1
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- 異形
- 4
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- 恋愛
- 1
- 著者
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井上信行
- ジャンル
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自伝的小説
- 文体
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三人称でセリフ少なめ、ところどころ意識の流れ手法を用いてます
- ページ数
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単行本換算で400ページ弱、ぜんぶ読むのに6~7時間かかります