2021年8月22日

Nyadio Commentary:浮遊大陸でもういちど

第 2 回

浮遊大陸でもういちど(1)

モナカ
『浮遊大陸でもういちど』、読了ありがとうございまーす!
ナツミ
みんなお楽しみの、にゃーでぃおコメンタリィの時間だよ!
シロ
にゃーでぃおコメンタリィというのは、本編の進行とあわせて私たちが喋る、いわゆるオーディオコメンタリーのテキスト版みたいなものでーす。
ナナ
本編を別の端末で開きながら、ならべて読んでくださいね!
ナツミ
相変わらず無茶言ってまーす。
スズ
えー、そんなわけで今回は、モナカとナツミと、それからボク、この3にんを中心にお送りしまーす。
シロ
あーんど,リソース担当はわたし、シロ、それから……
ナナ
校正担当はわたし、ナナでお送りしまーす。
ナツミ
わたしたち、ネコなのに3にんなんだね?
スズ
もちろん! 漢字で書くと『三猫』だけどね!
ナツミ
それにしても……
モナカ
いやぁ、長かったぁ。
ナナ
長かったですよねー。
スズ
ええっと、それは本編がってこと?
モナカ
まあ、本編も18万5千文字あるんでそこそこ長いんだけど、執筆期間が。
スズ
具体的にはどのくらい?
モナカ
この前に書いたのが、卒業文集に書いた話くろれきしのつづき』でしょう? それが2019年の9月頃にアップしてて、そのあとで書き始めたわけだから……
シロ
こちらは、最終稿の4.3稿が、2021年6月13日完成なので、ざっと1年半ですね。
ナナ
1年半~? そんなものでしたっけ?
モナカ
そんなもんかー。なんか、ずーっと直してた気がする。
シロ

❤ 更新情報 ❤

最終的な公開は第5.6稿なので、更に更新されてま~す!
スズ
👆これは?
モナカ
コメンタリィ書いたあとの修正ぶんが多いので、案内を入れることにしたの!
ナツミ
仕事は丁寧だけど、手順が間違ってるよね!
シロ
で、今回はそーゆー部分を見ていただくべく、旧バージョンと最終バージョンを見比べながら進めたいと思いまーす。
モナカ
旧バージョン、たった1年半前とはいえ、かなり恥ずかしい内容だからねー。
スズ
はたから見たら大差ないけどね!
ナツミ
モナカちゃんも、2年くらい後にここ読み返して、「大差ねーや!」とか言ってんじゃないかな?
モナカ
まぁ、そのときはまたコメンタリィ書いて、「今ならこう書く! ドヤ~!」みたいにやってると思う!
スズ
うん。自分を知るのは良いことだけど、知ったら少しは変わろうよ。
シロ
旧版と新板の違いは、こんな感じで見せていきまーす。

完成稿(Ver 4.3)

 酔が回った田中先輩は、うちの部署のプリンターのよう。
 時折不意に止まっては、また不意に動き出す。
「だからあ」
 僕は肉をつまみながら、その言葉の続きを待つ。
「急に俺が正義に目覚めたりしたらさあ、どう思うよ?」
 何度目だろう、この話も。
 誰かが取り忘れた書類のように、つい先日も目にした気がする。
「可愛い奥さんも可愛い娘ちゃんも放り出してシリアとかスーダンとか飛んで、これが世界だーみたいなこと言い出したらさあ、アタマ大丈夫かって思うじゃん」

準備稿(Ver 0.7)

 きっかけはなんだったかな。
 田中先輩のスイッチが急に入って、「仮に俺が急に正義感に目覚めて、可愛い奥さんも可愛い娘ちゃんも放り出してシリアとかスーダンとか取材に行って、これが世界だーみたいなこと言い出したらさあ、どう思う?」なんてことをまくしたてて、焼き肉を箸でつまんで僕の顔をうかがう。
「俺が、だよ。俺が。俺が突然そんなことやりだしちゃうの。アタマだいじょうぶか? って思うじゃん」
ナツミ
冒頭のとこだね?
スズ
準備稿、テキストとしてもちょっと怪しいレベル……
モナカ
そこを敢えて公開するのが心意気! このコメンタリィを読むと、どんな感じでテキストの精度が上がってるか、よーくわかるのです!
スズ
ひとの改稿作業って、あんまり見ることないから、ニッチな需要は……
ナツミ
ないと思う。
モナカ
ないよねぇー。でも、それでいいんだよ、にゃーでぃおコメンタリィは。
シロ
コンセプトとしてはそうだよね。消えていくだけのゴミのようなテキストに新しい価値を与える。
モナカ
ゴミって言われた!
スズ
この作品そのものが再利用だよね。もともとはあれでしょう? 卒業文集に書いた話くろれきしのつづき』も浮遊大陸ものだったんでしょう?
モナカ
そう。そっちは木星の浮遊大陸の話。それを地球でやったらどうなんのかなぁと思って。
ナツミ
地球でやるにしても、サイズでかいよ。ラピュタくらいならともかく、北米大陸くらいあるし。
モナカ
でも、ほかの恒星系から、数億人って規模で移民してくると考えると、そのくらいないと無理だって思った。
スズ
なるほど。
ナツミ
まあ、設定はともかくだけど、この冒頭からの、主人公の照井と田中先輩のやりとり、味があって好きよ。
モナカ
これ、主人公:田中圭、田中先輩:渋川清彦で読んで欲しい。
スズ
主人公、田中圭なんだ。
ナツミ
主人公:菅田将暉、田中先輩:松尾諭は?
モナカ
あー、それもいい。でも、主人公もうちょっと緩い感じ。
スズ
主人公:中丸雄一、田中先輩:マキタスポーツは?
モナカ
そう来たか!
ナツミ
マキタスポーツ、娘の写真ながめてんの似合いそう!
マキタスポーツ
お前は彼女もいないしー、なんならこないだ失恋したばっかりだしー。
中丸雄一
いや、それは。
マキタスポーツ
幸せでもない、野心もない、どー、すん、のっ、って、話でしょう。
モナカ
ありあり、ぜんぜんあり。
スズ
ちなみに『肉焼きじゅんちゃん』って、『焼き肉じゅんちゃん』の誤植に見える。
ナナ
そうなんですけど、一応、実在するお店なんです。
ナツミ
あー、また実在の店出しちゃった系かぁ。
モナカ
しょうがないよねぇ。だって、そこにあるんだもん。
スズ
なんだその理屈。
モナカ
でさあ、これ、小説書いたの2作目でしょう? だから、
第一報は国際線の運行停止のニュースだった。
のあとの空行ってのが、ありかどうかわかんなくて。
ナツミ
ええっと、どういうこと?
モナカ
場面で言うと、この一文って、翌日の話だから、空行のあとに入りそうじゃない?
スズ
あー、そういうとこかー。
ナツミ
気にせず書いちゃえばいいのに。
モナカ
まあ、気にせず書いちゃったけど、「小説ってそうじゃないんだよねー」みたいなこと言われたらイヤじゃん?
ナツミ
だから、そーゆーの気にしなきゃいいって話でしょう?
モナカ
だって気になるんだもん。ちゃんと、この書き方は正解です、この書き方はダメですって、答え合わせしてほしい。
スズ
照井がテレビを見てるけどさぁ……
テレビのニュースはしっかりと朝のドラマが終わるのを待って、その後のバラエティ番組の中でようやく「羽田、成田、ともに全便運行を見合わせています」と速報で伝える。
これって、NHKだよね?
ナツミ
朝ドラって言ってるし、この……
続報が入りましたらお知らせします
って言ってるの、副島くんだよね?
モナカ
ご明答!
ナナ
いっこ聞いていいですか?
モナカ
おっ! さっそく来ましたね、校閲チェック!
ナナ
この場面で津波が来ていますけど、少しずつ水位が上がる津波って、変じゃないですか?
モナカ
ええっと、これはその、なんていうかな……じゅ、重力変動によって海水が移動しているのです!
ナナ
はあ?
モナカ
だって、巨大な大陸がほかの星からやってくるんだよ? 何が起きるかなんて、だれにもわからなくない?
ナナ
ああ、はい。それで矛盾がないんだったら構いません。
モナカ
ま、矛盾だらけだけどね!
スズ
だらけなんかい!
シロ

❤ 更新情報 ❤

こちらは公開バージョンでは修正しました~!
ナツミ
あ、修正したんだ。
ナナ
国連の発表の台詞を修正して辻褄を合わせましたー。
モナカ
実はずっと迷ってたの!
スズ
それはまあ、ともかく、津波って聞くと、東日本大震災のこと思い出しちゃうから、ちょっと辛いよね。
モナカ
うん。それはある。東京にあの津波が来たら、みたいなこと書かなきゃいけない気もするし、書いちゃいけない気もするし。
スズ
ま、書くとしたら、それを通して何を伝えたいか、だよね。そこが抜けてるとしたら、書いちゃいけないと思う。
ナツミ
ちなみに、今回伝えたかったことは?
モナカ
うーん。最終的にできあがったものは、「遠い未来のことにとらわれず、今がんばれ」だけど、当初伝えたかったこととは違うかな。
スズ
違うというと?
モナカ
ただボクが、「宇宙ってこんなだよねー」って、思ってることをツラツラと書きたかった。
ナツミ
ツラツラと?
スズ
ツァラトゥストラのように?
モナカ
2001年宇宙の旅つながりで!
スズ
待って、どこからどうつながったの、いま。
ナツミ
書きたいことはわかったけど、でもそれって、ただのエッセイでは?
モナカ
しかもかなり痛い部類の!
ナツミ
自覚あるんかい。
スズ
よく思いとどまったね。
モナカ
いやいやいや、思いとどまらずに書き始めちゃったから今があるのだよ!
ナツミ
要は、宇宙から来たフレアたちが、地球人に一方的にあれこれ語るような?
スズ
昔よくあったよね。ニール・ドナルド・ウォルシュの神との対話とか、ダリル・アンカのバシャールとか。
モナカ
ああ……それが理想……でも、ボクには書けなかった。
スズ
あ、あれが理想?
ナツミ
思いとどまったと言うか、神様降りてこなかっただけでは?
モナカ
まあそうだけど、ちょっと自己弁護すると、やっぱり物語を捨てきれなかった。
スズ
こないだどっかで、物語は不要だって話をえんえんとしてなかったっけ?
モナカ
うん、でも、それとはちょっと違うんだよ。ボクが要らないって言ってるのは、商品としての完成度を上げるための物語であって、物語から完全に切り離された物語ってないでしょ。
ナツミ
物語から完全に切り離された物語?
モナカ
感情曲線とかウンコだと思う。
スズ
いや、意識してるでしょ、それ。
ナツミ
むしろ、得意げに振り回してるでしょ。
モナカ
うへへ。ほんとうはそう。
シロ
インタビュー後の質疑応答で、準備稿から削られた部分があるよね。

準備稿(Ver 0.7)

続いて、日本政府による会見も内容は同じで、(中略)その後の質疑応答では、この浮遊大陸は伝説上のムー大陸ではないか、政府はこの存在を知っていたのではないか、発表が遅れた理由は、と言った質問が上がった。
スズ
日本の記者のクオリティ、低っ!
ナツミ
なんでここ削ったの?
モナカ
最終的にジャーナリストのお話になってきたあたりで、ジャーナリストへの敬意を欠いちゃいかんと思うようになって。
ナツミ
でも、書いてないだけで、そう思ってんだよね?
モナカ
思うのと書くのは違うよ。仲間内の飲み会で言うのと、おおっぴらに書くのも違う。
スズ
でも違うって言うんだったら、小説に書く場合でも「嫌味として書く」と「応援として書く」も違うんじゃない?
モナカ
あ、そうか。でも、そこまでのノウハウがない。
ナツミ
twitterでは際どいこと書いてるけど、あれはノウハウが有るってことなんだ。
モナカ
いちいち追い詰めないで!
スズ
ロスで撮影された飛行挺が出てくるじゃない? これちょっと具体的にイメージできないんだけど……
モナカ
これ、ベルシオン型飛行艇をモデルにしてるの。
スズ
ベルシオン型? なにそれ?
モナカ
むかしネットで見たことあるんだけど、翼のない双胴の飛行機で、日本のどっかの企業が開発したらしい。
ナツミ
そっか。
モナカ
そっか、でおしまい?
ナツミ
これ以上、何をコメントしろと?
スズ
ちなみに、高度10メートルを飛んでるから、レーダーに映らないとか言ってるけど、本当?
モナカ
わかんないw
スズ
なんだそれ。
モナカ
ヘリかサンダーボルトでしか対処しようがないとかも、実際のところはさっぱり。
ナツミ
校閲部としてはどうなの?
ナナ
ここは軍事オタクの先輩の台詞なので厳密性は問いませんでした。
スズ
でもこのずーっとあと、キャンプ・フォーマルハウトに侵入するとき「レーダーをかいくぐってる」って言うよね? 地上走ってる機体に乗りながら。
ナナ
そこは照井の所感で、ここはミリオタ先輩の所感ですから。
スズ
うわー。なんかズルされてる気がするなぁ。
ナツミ
ここで、ミリオタ先輩と話したあとで、シーケンス変わるでしょ? ここ、ちょっと不自然じゃない?
モナカ
ドキッ!
スズ
不自然? というと?
ナツミ
街の描写から編集部に来たのに、また街に戻って、このあとまた編集部に行く。
スズ
ああ。言われてみれば。
ナツミ
同じ節に収めるなら、空行あけずにエピソード整理すべきだし、空行をあけるんだったら、トピックを別に建てるべきでは?
モナカ
そうなんだよねー。ここ、一個エピソード削っちゃったから、それでつながってないかもしんないんだけど、一般的にそういうのって、気がつくもんかなぁ。
ナツミ
かなり書いてるひとだったら、おやおやおや? ってなると思う。でも、ここの場合は、そのまま次のシーケンスにつながるから自然と流しちゃうかも。
モナカ
そっかー。
スズ
ちなみに、何を書いてたの?
モナカ
ミリオタ先輩に、生物学者を紹介されて、そのひとに話を聞きに行くの。
スズ
ああ。その説明聞いただけで、すごい蛇足っぽい。
モナカ
蛇足ったって、そういうのをいっぱい説明したいってのが、この小説書き始めたきっかけだったんだもん。
ナツミ
ちなみに、どんな内容?
モナカ
と、言うわけで、ペタリ。
 翌日、紹介された学者先生の自宅へ。
 古澤幹夫(ルビ・ふるさわみきお)、専門は文化人類学で生物学、薬学にも造詣が深く、うちの会社の新書を何冊か執筆してもらっている。練馬区谷原在住。祖父母の代からこの土地に住み、大きな屋敷は親の代に建て替えたものらしい。
ナツミ
また古澤幹夫かっ!
シロ
初出の用語はシロが解説しまーす。

古澤幹夫

さよならおやすみノベルズ第4弾『昭和58年の宇宙旅行』の主人公。筆者の中学時代の友人がモデル。
スズ
なんにでも同級生の名前つけたらいいと思ってるよね。
モナカ
ここは、これから行く浮遊大陸が、地球ととても似た環境にあることを言いたくて差し込んでたの。
シロ
続きを見てみましょう!
照井健
つまり、浮遊大陸に地球と同じ動植物がある可能性は低い、と?
古澤幹夫
まあ、そもそもこの話が本当なのか、というのは置いておいて。仮に動植物がいたとしても、我々が知るものとは全く違っているはずです。それが地球の大気と重力とに適合できるはずがない。植物も写真で見る限りは青々と茂っているように見えますが、ひと月ともたず枯れてしまうと取るのが、まあ、常識的な見方でしょう。
ナツミ
めっちゃ説明してる!
モナカ
このあとで、田中先輩が浮遊大陸に住んでる生き物のこと言うけど、本当はこの先生に喋らせてたの。
古澤幹夫
収斂進化という言葉をお聞きになられたことはありますか?
照井健
収斂進化ですか……それはたとえば、どのようなことを指すものでしょう?
古澤幹夫
たとえば、モグラの手とオケラの手は似通っているでしょう? 進化樹上では全く違う場所にいながら。機能的な必要性から似た形になるんです。同じような例はいくらでもありまして、たとえば哺乳類が発生してない世界で、恐竜が知的生命体として進化していたとしたら、形状的に人間とほぼ同じものに進化している、という可能性はあります。その世界では爬虫類の豚、爬虫類の牛、爬虫類の犬や猫が存在する可能性もありますね。
ナツミ
爬虫類の……
スズ
それ知ってる! レプティリアンだ!
モナカ
人類への警告!
スズ
人型爬虫類!
モナカ
レプティリアン!
ナツミ
怒られるよ、あんたら。
照井健
爬虫類の豚――それは形状が豚のように進化した爬虫類ということですよね?
古澤幹夫
ええ、そうですね。適応放散という言葉をご存知ですか?
照井健
適応放散ですか……それはたとえば、どのようなことを……?
スズ
なかなか面倒なことをいう学者さんだなぁ。
モナカ
『適応放散』ってのは、ガンダムや仮面ライダーみたいなもん。
ナツミ
はあ?
モナカ
ロボットものではガンダム、単身ヒーロー物では仮面ライダー、ほかはぜんぶ滅んじゃって、本来はいろんな作品がバリエーションを埋めるはずだったものを、ガンダムと仮面ライダーで全バリエーション網羅しちゃった、みたいな。
ナツミ
ああ! それの生物学版?
モナカ
そう。
スズ
そんな理解でいいの? ほんとに?
シロ
はいはーい。みんながボツになったエピソードの話をしてるうちに、本編では照井のアパートで冒険の準備が始まってまーす!
ナツミ
このへんの展開って、冷静に考えるとすごいよね。
モナカ
すごいって言うと?
ナツミ
編集部で田中先輩と上陸の話をしているとこから、場所を移動したって描写もなく、とつぜんアパートに舞台が変わってる。
スズ
ほんとだ。
もちろん旅費はぜんぶスポンサー持ちだ。やるしかないだろ、これ。
……までが編集部? そのあとの……
いつの間にか後戻りもできなくなっていた。
までがモノローグで、間髪入れずに、
持って行くのは、水筒と携帯浄水器、携帯食、通じないけどカメラ代わりにスマホ、サバイバルナイフ――
が照井健のアパートだ。
モナカ
こ、こういう書き方ってダメなの?
ナツミ
ダメじゃないけど、混乱しないかな。
モナカ
じゃ、じゃあ、いちいち「ぼくはその日は、アパートにかえって、キャンプのじゅんびをしました」って書くの?
スズ
書く書く。「たなかせんぱいが、かんこーヒーをもって、ひやかしにきました」って。
ナツミ
いや、書かないけど。
モナカ
でもね、聞いて。ここはね、
と、窓辺で缶コーヒーを飲みながら、先輩。アパートの近くのマイナーな銘柄しか入ってない自販機のコーヒー。利用する人いるんだ、あれ。
だけで場所を表した、ボクのスーパーテクニックなの。
ナツミ
いやいや、そんなことを自慢されても。
スズ
いよっ! スーパーテクニシャン!
モナカ
あ、なんか、バカにされた気がする。
ナツミ
ここって、田中先輩、照井くんのこと大げさだって言ってるけど、実際には浮遊大陸でどんな事故が起きるかわかんないわけじゃない? パラグライダー壊れて、数日救助を待つ可能性だってあるわけでしょう?
モナカ
ああ、そうか。じゃあ照井、正しいわ。
ナツミ
いや、照井くんの覚悟でもぜんぜん足りないと思う。むしろ、安易。
スズ
そうだね。その準備をしたうえで、はっぱをむしってすみやかに帰還する、が正解だよね。
モナカ
あうあうあう。
スズ
で、次のシーケンスではもう浮遊大陸上空!
ナツミ
テンポは良いけど、ちょっともったいない気がする。
モナカ
もったいない?
ナツミ
どうやって出国したとか、先輩が囮になってくれた、とか、見たくない?
スズ
お母さんが千人針の手拭い持たせてくれた、とか。
モナカ
コメンタリィのモブA枠って、ボケ担当なの?
ナツミ
モブ呼ばわりw
スズ
モブB枠もボケたらいいのに。
ナツミ
疑問持てよw
スズ
モナカって、パラグライダーとかスカイダイビングとかに詳しいわけじゃないよね?
モナカ
そうなの。だから、高度何メートルでパラシュート開いて、何秒滑空するかってのは、ネットでいろんなページ見て調べた。
ナツミ
じゃあ、スカイダイビングのページ書いてるひとがみんな誇大妄想家で、「今日のスカイダイビングは3時間かかったよー」みたいなこと書いてたら、それ、そのまま書いちゃうんだ?
モナカ
まあ、そうなるけど、みんなが同じ誇大妄想してんだったら、それはもうそういうものなんじゃない?
ナツミ
まあ、そうか。
スズ
地上の仔細な様子が見えてくると胸の中のハムスターが全速力で車を回す。
のハムスターが唐突だよね。
シロ

❤ 更新情報 ❤

こちらは公開バージョンでは修正しました~!
モナカ
修正されたのだ!
スズ
やめろ!
ナツミ
まあ、当然だね。照井くん、ここまでにハムスターの話とかしてないし。
モナカ
そんなこと言ったら、サイコガンダムのフォウ・ムラサメだって、急に『蛇が頭の中でのたうつような感覚ッ!』って言うじゃん。
スズ
それ、覚えてないよ普通の人は。
ナツミ
彼女が飼ってたのをアキクサインコじゃなくて、ジャンガリアンハムスターにしておいて、ここまでにジャンガリアンハムスターのことに言及しておけば良かったんじゃない?
モナカ
ジャンガリアンハムスターじゃw ラストw 飛べないw
スズ
いっそレミングにしちゃえばよかったんでは?
モナカ
なにそのラストw
ナツミ
まあ、ぶっちゃけそのラストでも大感動させて大泣きさせられるよ。腕さえあれば。
スズ
それだと、こんなに哺乳類ディスられることもなかったね。
フォウ
サイコガンダムを使わない者にあの不愉快さは分かるものか!
モブ
フォウ、上官に何を言うのです!
フォウ
分かるか、お前に! ジャンガリアンハムスターがw 頭の中でw のたうつような感覚w 分かってたまるか、あんな、あんな感覚は!
モブ
な、なんか、楽しそう! 悔しいけど、楽しそう!
ナツミ
なんでこの寸劇ここにはさんだの?

にゃーでぃおコメンタリィのためし読みはここまででーす。
ここから先は、読了者専用のコーナーになりますので、クイズに答えていただきまーす。
でもまぁ、そんなに難しいクイズでもないし、カンで解けるかも?

浮遊大陸でもういちど

GO!

浮遊大陸でもういちど

モナカ(執筆)とナツミ(アプリ担当)とスズ(編集)が中心のトークです。宇宙の原理や、生命の神秘から、テツガクまで! さよならおやすみ文学の醜大成!? どうせアクセスできるひとはいないと思って、完成前に先行公開中! 本編を読んでるひと限定ページなので、読んでないとクイズは解けないと思います。
問題1:主人公が飼っていたのは?






問題2:ヒロインの父が乗っていたのは?






問題3:ヒロインの祖父母が住んでいるのは






問題4:主人公とヒロインがデートしたのは?






問題5:浮遊大陸に来た主人公は、どこに似てると思った?






問題6:ヒロインはかつてどんな活躍をしていた?






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