
2022年 7月 17日、Kindle限定で『すさぶる王子バカ王子カニ』をリリースしました。
さよならおやすみノベルズがお送りする小説の第8弾、そのなかでもチャットストーリーというシリーズの第2弾、「情景描写なんて読まない!」「セリフだけでじゅうぶん!」という人に向けたセリフだけで進行するギャグストーリーです。
価格は、320円です。
あらすじ
王子とバカ王子の二人組とカニとが、様々な世界を渡り歩きながら各地でコメディ劇を繰り広げる作品です。王子とバカ王子はおつきの大臣を使い、なぜか仲の良いカニと戯れ、『姫』を求めて各地を旅します。
舞台は王宮から湖の畔の避暑地、全寮制の学園、未来世界、古代の王国、中世の外洋船、宇宙船、現代と、さまざまな世界へと移り変わります。
それぞれの舞台で出会いや別れはありますが、エピソードにはオムニバス性が高く、一貫したものとして読み解くのは難しいと思われます。
ジャンル・特徴
ギャグをメインにしたセリフ主体(チャットストーリー)の中編となります。
文字数は8万文字、ページ数は220ページ(40文字18行換算)。およそ3時間で読み終えることができます。余白率は高く、およそ50%、セリフ率は話者名を示す部分を除くと100%です。
作風・特徴
ト書きや地の文をほぼ排してセリフだけで書いていますので、通常の小説よりも想像力を要する場面があります。また、小規模の舞台劇のように、登場人物が状況や効果音を言葉で説明する場面があります。このため、全体的に舞台がかった仕上がりになっています。
舞台調の仕上がりですが、作品内容としてはTVアニメのノリに近く、アニメに詳しいひとは場面を思い浮かべやすいと思います。逆にTVアニメを一切見ない人だと、何が起きているかわからない場面もあると思います。
ヴァイオレンスに関しては、スラップスティックな(漫画的な)表現での戦闘・大量死の表現があります。ただし、あくまでもギャグとして表現されるものであり、現実的な傷を負ったりするものはありません。
エロに関しては、ギャグ調で書いているので際立ったエロティシズムはありませんが、一方の王子が他方の王子の股間に触れると読み取れる場面があります。
また、下ネタが多く、ウンコネタが頻出します。明るくポップに描かれており、不快感は小さいと思うのですが、下ネタ・ウンコネタに敏感なひとはご注意ください。
想定読者層
全年齢・性別不問で楽しめると思います。
使用漢字は漢検1級(大学・一般)+人名(邊澤)で、特殊な読みの文字にはルビを振っています。難解な文章は少ないため、高校在学程度の学力があれば文脈から読解できると思われます。
仕様
全12 章
単行本換算 226 ページ(18行40字換算、禁則追い出し)
原稿用紙換算 290 枚
総文字数 82175 文字
余白率 49.50 %
(弊社アルゴリズムによる計測です。数%の誤差がある可能性があります)
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