『憧れの竹下さんに捧げる冒険』リリースしました。

憧れの竹下さんに捧げる冒険

 2022年 2月 10日、Kindle限定で『憧れの竹下さんに捧げる冒険』をリリースしました。
 価格は、250円です。

あらすじ

 主人公は受験を控える高校生、古澤幹夫。クラスに憧れの人はいるけれど告白もできず、通学路にある冒険者の酒場に登録して、友人らとダンジョンを冒険し大魔王に挑む物語です。物語の中心は冒険や戦闘よりは学校での生活に重点が置かれています。

内容

 文字数は8万文字程度で、単行本換算(ページあたり18行40文字)で230ページ程度、読了に2~3時間かかります。
 設定と表紙はライトノベル風ですが、ライトノベルのような軽快な冒険活劇ではなく、荒唐無稽ではありながらも、ややしっとりとした作風に仕上がっています。
 想定する読者は主人公と同じ高校生なのですが、世界観がでたらめで様々な時代が入り混じっているので、かつて高校生だったひとでしたらどなたでも楽しめるかと思います。むしろ現役の高校生に理解できない古い話も出てきますがストーリーギミックに関わるものではなく、呪文か何かだと思って読み流してもらえれば問題ありません。

みどころ

 本作はゲームのシナリオライターである筆者が、通常のプロットやストーリーというものにうんざりしながら書いたもので、勢いとその場のノリで書いた部分が多く、あちこちに話題が飛んでいきます。
 日本神話の話題から、昭和の歌謡曲、水槽脳の話と、その場で思いついたものをそのまま文字化したような部分があり、それが奇跡的にひとつの流れに撚り上がって行くところなどは、もしかしたら見どころかもしれません。
 実際には『見どころ』など気にかけずにだらだらと読み流すのが正解かと思います。

エロやグロに関する注意

 性的な描写は一箇所だけ、いっけんヒロインが全裸かもしれないと考えられる場面がありますが、あとで実はそうではないことが明かされます。他にはエロティックな描写は基本的にはありません。
 グロテスクな描写、あるいはヴァイオレンスな描写は、主人公がリアルな高校生でありながらファンタジー世界の敵と戦うという構成上、戦闘シーンとしては存在します。グロテスクさを前面に出した描写ではありませんが、それなりのリアリティで描かれています。

その他、コンプライアンス上の注意

 コンプライアンスに関しては、登場人物が日本神話に関して異説を語る場面があり、ここが一般的な学説と大きく異なっています。あくまでも登場人物の主張であり、創作上のものとして受け取っていただければよいのですが、万が一にも鵜呑みにしてしまうようなケースがあれば社会性に問題を来す可能性がありますのでご注意ください。これらはすべてフィクションであり、筆者が新たな歴史解釈として提示しているものではありません。

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