2021年 7月 3日、Kindle限定で『チャットストーリーズ』をリリースしました。価格は、100円です。
内容
大手ソフトハウスで数多くのRPG（ロールプレイングゲーム）のシナリオを手掛けた経験をもとに仕上げた、チャットをメインとしたストーリー集です。セリフオンリーの短編が40本収録されています。ト書きや情景描写はほとんどなく、アイコンとセリフに特化した内容になっています。著者にはギャグ系とシリアス・感動系のふたつの作風がありますが、この作品はギャグ系のみで構成されています。
分量的には5万文字ありますので、完読に2時間弱かかりますが、セリフ形式で書いてあるため、もっと早く流し読みできると思います。
作品は、ゲームの仕事の合間に書き溜めていたもの、あるいはブログに公開していたものを再編集したもので、オムニバス性が高く、全体での一貫したストーリーはありません。
想定する読者層
対象は中学生以上男女を想定していますが、内輪ネタや世代ネタが含まれるため、若い世代が読むとやや違和感があるかもしれません。古い時代のパソコンやネットワークをネタにしたものがあります。ただ、基本的にはネタとして羅列してあるだけで、それに関する知識がなければ理解できないものではないと思います。
その他の情報
エロに関しては、中学生でも問題がないレベルのソフトなエロ表現があります。
グロテスクな場面やヴァイオレンスな場面はリアルな表現はありませんが、スラップスティックなノリでの表現がところどころにあります。また、再編集ものが多いため、８０年代～９０年代作品に見られるナンセンスな作風、あるいは『チャネリング』などのひと時代前の話題が散見されます。