2021年3月31日

ごあいさつ

こんにちは。さよならおやすみ株式会社のCEO、井上信行です。

このたび、ノベルのレーベルを立ち上げました。もともと(物書きでありながら)小説を苦手としていた私ですが、小説が無理でも、ノベルなら書けるかもしれない、小説家はハードルが高いけども、ノベラーだったらなんとかなるのではないか、という『横文字にしたら難易度が下がる気がする現象』に身を任せ、ノベルを書き、世に出すことにしました。
最近では、ノベルの……というか小説のサイトは数多有り、そのなかでなぜこんな地味なチャネルを選んだのかと言われると、じつは、憧れているひとがいるのです。

あれはもう何年前でしょうか。6~7年、あるいはもっと経つかもしれません。下北沢のシアター711という小さな劇場に、男肉 du Soleil というこれまたマイナーな劇団を観に行ったときのことです。この、男肉 du Soleil という劇団は、舞台を撮影するのもSNSにアップするのも自由なのですが、それでほいほい撮影してほいほいアップしていると、同じ舞台を見に行ってた人や、劇団の団長からイイネやリプライが飛んでくるのです。そんな中である日、僕の目の前に座ってたという人からリプライが飛んできて、いくつかやりとりをするようになりました。
そうしているうちに、その人は小説を書く人で、Kindleで本を公開していることを知りました。それならと思い、購入して読んでみたのですが、風のように清々しいテキストにいたく心を奪われました。正直、自分はプロなのにここまで書けない、と思いました。それどころか、ゲームの仕事をしていてPCにも強くなくてはいけないはずなのに、Kindleでの出版方法もろくに知らない。自分は何をしているのだろう、と思いましたね。たまたまゲームのシナリオライターという職につき、アウトプットがあって、そのせいかろくに研鑽もせずに、安穏と生きてきたものだと思ったものです。

そんなことがずっと引っかかっていて、今回、ノベルを書こうと思い立ったときも、Kindleが最初に浮かびました。もともとさよならおやすみ株式会社を作ったときも、会社というものを自分で試してみたいというのが動機でして、目の前に何かあると試さずにおれない質かもしれません。

ちなみに、↓こちらがそのときの男肉 du Soleilの舞台です。見てわかる通り、アタマがおかしいです。

そんなわけで、さよならおやすみノベルズは当面は私のノベルだけのサイトにはなりますが、もし同じレーベルで作品を並べたいと言われる方がおられたら、場所をお貸ししても構いません。このサイト内で商取引する気はなく、Kindleへのリンクだけなので、お金のトラブルは一切発生しないし、縁の切れ目はどこにもありません。昔ながらのホームページの相互リンクみたいなものを構築できたら素晴らしいんじゃないかなんてことも夢想しますが、あまり大きな野望や目標はもう持たないことにしました。

手元のことを一個ずつ片付けていきたい。それが、さよならおやすみノベルズのコンセプトなのです。

では、最後になりましたが、さよならおやすみノベルズを今後ともよろしくおねがいします。